完璧を目指すのではなく不完全を認める

人は永遠に成長し続ける

ミュージシャンは、職人気質の方が多いので、つい、自分の演奏や作品に完璧を求めがちです。

ですが、最近になって分ったことがあります。

それは、完璧は永遠にありえないということです。

なぜなら、人は永遠に成長し続けるから。

これが、前提なのです。

成長し続けるのだから、1秒前より1秒後の方が、何でも出来栄えは良いのです。

だから、過去の演奏や作品が、出来上がった瞬間に、「出来ていない」と感じるのが当たり前、というわけです。

完成した作品を振り返らない作曲家

だから、完璧は永遠にありえないし、そこを目指すのはエネルギーの無駄です。

そうではなくて、成長過程の変化、通過点を実感して楽しむことが大事です。

私の知り合いの作曲家も、「完成した自分の作品は2度と聞かない。だってもう過去の未熟な自分の作品だから。」と言っていました。

日光東照宮をあえて、未完成にしているのも、完璧=衰退を避けるためですよね。

だから、ずっと、死ぬまで未完成で大丈夫なのです。

本当は既に完璧である

これらの話をまとめると、実は既に完璧である。

これに気付けますでしょうか?

毎瞬毎瞬が、実は完璧なのです。

出来ていない、不完全な状態も含めて完璧なのです。

なぜなら、完璧でないと分かるのは、完璧を知っているからです。

自分では「ない」と思っているけど、実は「ある」ということ。

実は既に自分は完璧で十分ある、と気づいたときに、今の演奏や作品に落ち度がないということが分かります。

盲点かもしれませんが、この感覚はとても大事です。

長く安定して音楽活動をしている人は、このマインドを備えているような気がします。

大貫 恵子

音大経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。

10年間で45人の講師に、音楽、心理学、脳科学を学んだことにより、教える技術、学ぶ技術を身に付ける。

初心者に、複雑な音楽理論を分かりやすく伝えることを得意とする。

10年以上、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。

後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。

30代で、心理カウンセラーを目指していたが、ジャズピアノを教えて欲しいとの声を受け、1児の母をしながらレッスンを開始。

バークリーなど海外留学経験のある先生についても、音楽理論がさっぱり分からなかった人が、ジャズピアノの構造を理解し、どんな順番でどんな練習をすれば、最短で上達するのかが分かるようになったと、練習が続けられる人が続出する。

レッスンでは、初心者が陥りやすい心理的な壁も理解し、カウンセリングも併用。

相手の本質と真の問題を見抜き、ジャズピアノを弾く本当の目的を伝える。

音楽の問題はプライベートの問題にもつながることを見抜き、パートナーシップ、親子関係、転職、性格コンプレックスなど、プライベートの問題まで、同時に解決したと好評を得ている。