速い曲が苦手でリズム感の悪い人がやった方がいい練習

もくじ

ドラマーのリズム世界観を身につける

私はジャズピアノを始めた時から、才能に恵まれているなんて一度も思ったことはありません。
ただ一つ言えることは、やっていけば今よりは成長するという確信度合いが高いこと!
だから、才能よりもコツコツと研究して今に至ったのだと思っています。

そんな私が、最も苦手とするのが、リ・ズ・ム です。。。
いやぁ・・・リズムに関しては思い出しただけでも、羞恥心しか沸いてこない失態は数知れず。
例えば、ライブで曲の途中から1拍ずっとズレたまま最後まで弾いていたのに全く気付かず、後日、音源を聞いてゾッとしたことがあります。
もう、この話思い出しながら書いているだけでも消えてしまいたいです。(泣)

そんな私が、リズムが良くなるコツを発見しました!
それは、ドラマーさんの見ているリズム世界観に近づくこと。

実はこの話、以前から知ってはいたのですが、、、腑に落してこなかったのであまり話してきませんでした。

 

同時にいくつものリズムや拍子が聞こえてくる世界

では、どうしたらドラマーさんの世界観に近づけるのでしょうか?
それは、複数のリズムや拍子が同時に感じられるような練習をすることです!

例えば、テンポ120で曲を弾くとします。
普通の人は、テンポ120で8分音符メインで歌うことが多いですよね。
それを、テンポ120の曲で、16分音符メインで歌います。
あえて専門用語を使うと、倍転(バイテン)という弾き方に該当します。
やってみると分かりますが、120のテンポなのに、なんだか忙しい、スピーディー、、、なんて感じると思います。

そして、次に試して欲しいのが、240のテンポで曲を弾くこと。
この時は、8分音符メインで歌います。
するとどうでしょう?!
リズムが不安定な人は、速い曲も遅い曲も苦手な傾向があるので、普通なら、テンポ240の曲は、うわぁ・・・・と嫌悪感丸出しになっちゃいます。
それなのに、結構イケる!!
あれ? テンポ240なのに、全然乗っかって歌えるし、そこまでうわぁ・・・ってならない!
という感覚が出てきます。

さらに、テンポ240の曲なのに、テンポ120の曲のようにも感じる。
そうなんです。
テンポが120と240の両方が聞こえてくる世界が見えてきちゃうのです!
どうも、リズムの良い人たちやリズム職人のドラマーさんが見えている世界は、複数のテンポが見えたり感じているようなのです。
これ、みなさん知っていましたか?!

だから、テンポ300の曲とか弾けるようになりたい、って思うのであれば、テンポ150の曲で16分音符メインで歌うと、テンポ300の曲も抵抗なく歌うことができます。
この仕組みは、物事を分解することで、複数のリズムが同時に聞こえたり感じるという脳の不思議な仕組みがあるからです。
例えて言うなら、トリックアートみたいなものかな。
どうも、リズム職人のドラマーさんたちは、このような訓練のもっともっとスゴイことを普段からやっているようです。。。
いやぁ~、、、実に面白いです。

本当はもう一つ、リズムが良くなるコツのネタがあるのですが、長くなってしまったので今回はここまでです。
私ももっとリズムスキルを磨きたいので、コツコツこれをやっていきますよ!

 

ジャズピアノって何から手を付けたらいいの?という方はこちらを参考になさって下さいね。
https://keiko-onuki.com/jazzpiano/

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