ジャズをメインにやっていない方へコード音楽を学ぶ3つのポイント

もくじ

コードとスケールについて

昨日は、企画レッスンの「アドリブが出来る頭の使い方」の日でした。
12キーでのアドリブを体験して、キーごとの色彩が見えるようになったり、12キーの違いを比較してやっと分かってきたといった、ご感想を頂きました。
とっても素晴らしい気づきですね!

さて、実は去年くらいから、気付いたことがあったのですが、ジャズを思いっきりやりたい訳ではないんだけど、日頃、作曲やアドリブをやっている方も、私のメルマガを読んで下さっているようですね。
初めてそれを知った時は、自分では驚いたのですが、今はとっても嬉しいです。

というわけで、今日は、ジャズをメインにやっていない人がコード音楽を学ぶ上で、どんなことに気をつければ、更に自分が成長出来るか、というお話をしようと思います。

 

先ず、私のメルマガを読んで下さる方は、

・その場でアドリブが出来ない

・コードやスケールの扱いに確信が持てない

というお悩みが多いです。

 

もし、あなたが、ジャズをメインとしていないのであれば、以下3点をポイントに学びを深めることをオススメします。

まず1点目です。

コード音楽全般の中で、コードやスケールといった音に関しては、ジャズのレベルで学ぶと他のジャンルへの介入がとっても楽だということです。
つまり、ジャズのレベルで音に関して学んでおくと、他のジャンルがおおよそまかなえるくらいコードやスケールに関して集大成に近いと思うとイイです。

例えば、8ビートの音楽では、コードやスケールの扱いは感覚でもなんとなく出来ちゃったりします。
それは、8ビートではシンプルなコードやスケールを扱うことが多いからです。

それに対して、ジャズの場合は、コードやスケールの話がちょっと複雑になります。
正確には、複雑というよりは、一般人には馴染みのない「テンション」という音を多く扱うため、感覚だけでは限界が出やすいのです。

また、ジャズを複雑に見えるような考え方を殆どの人がしてしまうので、そのせいで、独学が難しいジャンルのようです。
音は、構造の話になるので、音に関して理解が深まると、音楽の全体像が見えるようになります。

ですから、ジャズのレベルでコードやスケールをきちんと学んでこなかった方は、一度しっかり体系的に学んでおくと一生物のスキルになります。
その上で、DTMのような作曲を学んでもいいかもしれません。

 

リズムについて

次に2点目です。

先程は、コードやスケールといった音に関しては、ジャズのレベルで理解すると、他のジャンルもまかなえるとお伝えしました。
ですが、リズムの話は全く別です。
ジャズのリズム、スウィングが出来ても、8ビートやファンクといった他のジャンルに関しては、そのジャンルのリズムを学ぶ必要があります。
リズムは、個々のジャンルで学ばないと、マスターできないと思って下さい。

また、そのジャンルらしさを決定付けるものは、音よりもリズムです!
コード音楽は、リズムありきといっても過言ではありません。

 

作曲とアドリブの違い

 

最後に3点目です。

アドリブと作曲は、似て非なる物だということです。
以前、作曲を教えていたことがある方ですら、私のレッスンを受講するくらいなので、作曲とアドリブは別物だと思って下さい。
譜面に表記してしまえば、同じように見えるのですが、音符に直すまでの頭の使い方の課程が全く違うのです。

例えば、作曲は音符表記するまでに時間があります。
一方で、アドリブは、その場でメロディを出していくので、時間がないのです。
ほぼ、この時間の有る無しが関係して、作曲とアドリブは全く別ものであり、マスターする方法も違うのです。

 

いかがでしたか?

本格的に、コード音楽を扱いたいという方は、ジャズはやっておいて損はないです。
例え、ジャズ畑の人のように上手に演奏が出来なかったとしても、やらないのとやったのでは、大違いですし、音楽に関する視野が全く変わります!

ちなみに、私はいきなり、コード音楽に関しては、ジャズから入ってしまったので、ジャズがいかに普通じゃないか・・・ということを後々知ることとなりました。
ジャズしかやっていない、という方も、他ジャンルのコード音楽を学ぶことで、音楽への視野が広くなり、世界観が変わります。

私は、今でも、自分の好みの音楽はありますが、以前と比べて、嫌いな音楽や苦手なジャンルが無くなりました。
なので、どの音楽でも、誰が作った音楽にも、興味を持つことが出来て、聞く耳が出来た気がします!

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