ワンコードでもよくない?!

もくじ

初心者が知識を身に着ける目的

子供の春休みも半分を終えたところです。
子供が家にいると、やっぱり、学校って助かるぅ~と実感します!
こんなことを、以前、先生との面談で話したら、先生はとても喜んでくださっていました。(笑)

さて、今日は初心者さんが理論的な知識を身に着ける目的について具体的な例を交えてお話します。
結論から言うと、、、初心者さんが知識を身に着けるのは、難しいアレンジを簡単にとらえてアドリブするためです!

新しいことを取り込むと、何か凝ったことや、難しいことが出来る気がしますよね。
もちろん、自分の表現手段を豊かにしたり、増やすために、新しい知識を身に着けることは大事です。
しかし、、、アドリブがリードシートだけで両手で弾けないステージの方は、簡単にとらえる視点や発想を身に着けることを優先するといいです。
なぜなら、アドリブというのは、瞬間芸なので時間が待ってくれません。
その場で反応するかしないか・・・なのです。
となると、難しいことは瞬間的にはできません。

私のレッスンでもお伝えするのですが、スキルが使えるようになるステップの最終形式は、無意識に出来ること、なのです。
その手前にあるのが、意識すれば出来る、というステップです。
意識しないとできないというのは、時間があれば出来るよ~という話だったり、メモ書きを見れば出来るよ~という話だったりします。
そうでなはく、最終形式は、反射的に出来るようにすることです。

カンが良い方はもうお分かりかと思いますが、反射的に出来るようにするには、簡単なことでないと殆どの人が出来ないのです!

たくさんコードを付ける必要ってあるの?

例えば、Fly me to the moon という曲。
この曲をキーCで演奏するなら、アドリブはほぼ、Cメジャースケールで演奏出来ます。
だったら、コードは、C△7だけつけたらいいんじゃないの?!と思いませんか?
実は、この発想が難しいことを簡単に解釈してアドリブするということです!
これだったら、初めてのお店で、初顔合わせで、ちょっとドキドキするセッションでも、なんとかアドリブ出来るかも・・・って思いませんか?

ワンコードだけでもいいんじゃないの?というお話
14分23秒

 

結局はカッコつけたいだけ!

上記の動画でもお話していますが、結局いろいろなコードを付けるのは、話を盛るとか発展させたり、ぶっちゃけ、カッコつけたいだけなんですね。
選択肢が多い方が、飽きないですし。
コードにとらわれて、自由にアドリブができないということが、アドリブ初心者の通り道なのですが、コードはカッコつけ程度のものだという発想が大事です!
じゃあ、どうしてこのコードつけるの?あのコードでもいいの?何かルールはあるの?
と思われるかもしれませんね。
ルール的なものは多少ありますが、最後は好みの問題です。
このあたりのことが理解できると、今度はシンプルなものを難しく、凝ったアレンジにという作業もできるようになってきます。
ちなみに、演奏で緊張しやすい人は、とにかく簡単にとらえる、シンプルにとらえるというスキルを身につけたほうが、イイ演奏に繋がりますよ。

 

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