初心者が曲のアドリブ練習をするステップ解説

もくじ

アドリブしにくい原因とは

先日、レッスンをしていて、もしかしたら同じようなお悩みを抱えている方がいらっしゃるかも・・・と思って、こちらの記事を書いています!
それは、曲のアドリブをどう練習したらよいかというお話です。

アドリブ初心者さんが、曲でのアドリブがうまく出来ない・・・・と感じる原因は、コードに捕らわれているからです!
どうしても、コード一つ一つに何かアドリブを付けなくてはいけないという意識が出てしまいます。
これは、クラシックをやってきた人が、音符を見て弾くクセがあるため、目に入った情報に捕らわれるという習慣からやってしまうのです。
そこで、コードにいかに捕らわれないか・・・というのが、アドリブがスムーズに進むヒントとなるので、こちらのステップを解説しますね。
詳細はこちらの動画でもお話しています。

初心者が曲のアドリブ練習をするステップ解説
14分44秒

 

コードをスケールに置き換える

私の8日間無料メール講座を読まれた方はご存知かと思いますが、コードというのは、何の音が使えるかを知らせる暗号です。
なので、暗号のままにしておくと、え・・・っとこのコードはどんな音を使うんだったっけ??
みたいに、慣れていないうちはコードを見ても、音に関してピンと来ないのですね。
ということは、アドリブ初心者さんは、先に暗号を解いた状態で分かりやすく、噛み砕いておく必要があります。
では、噛み砕くとはどういうことなのでしょうか。
それは、コードをスケールに置き換えることです。

例えば、F#m7♭5  B7  E△7  C7 というコード進行があるとします。
1コードにつき、1小節で、4小節を表しています。
C7の次は、Fm7が続きます。
ちなみにこれは、All the things you areという曲の、サビの最後の4小節で出てくるコード進行です。
このコード進行を見ただけで、直ぐにどんな音が使えるか、という暗号が解けますか??
もし、直ぐに分かるのであれば、あなたはアドリブ経験者なので、今回の記事はお役に立たないかもしれません!
え・・・っと、、、となっているのであれば、コードをスケールに置き換えて、何の音を使ったら良いか、脳がピンと来るように表記し直す必要があります。
すると、

Eマイナー  Eマイナー  Eメジャー  Cオルタード

というスケールに表記し直すことが出来ます。
もちろん、他の解釈もありますが、ここでは初心者さんが最も分かりやすい解釈を優先しています。
ここまでで、意味が分からない・・・というのであれば、別途学習が必要だと思って下さい。

更に、Eマイナーは、平行調という考え方を使うと、メジャースケールに直せます。
Eマイナーは、Gメジャースケールになるので、最終的には、
Gメジャー Gメジャー Eメジャー Cオルタード
という表記になります。
マイナーをメジャー表記に直すというのが、ポイントです。
マイナースケールが以外と混乱するので、メジャー表記に直すことがオススメです。

あくまで一例ですが、こんな風に、コードをスケールに直すことによって、アドリブしやすくなる感じがあると思いませんか??
もちろん、ここから実践で音を鳴らすのですが、そのやり方は、上記動画で15分近く解説していますのでご覧になって下さいね。

これを見てもまだ難しい・・・という方は更なる基礎知識をこちらでまとめています!
https://keiko-onuki.com/jazzpiano/

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