コードとスケールは別物ではないという意味

もくじ
超重要!スケールの中にコードがある感覚
私のレッスンでは、スケールとコードは別物では無いといつもお伝えしています。
これは、私がいつも言っている、全体像の把握が出来ればすんなり納得出来ます。
普通に考えれば、コードを分散して弾けばスケールと同じですよね。
つまり、スケールの中にコードがあるのです。
コードはスケールの一部ってことです。
コードとスケールを別物として考えると、ジャズピアノがとても難しく感じてしまいます。
難しく感じてしまう人の頭の中は、スケールは右手、コードは左手で弾いて、左手は伴奏、右手はメロディ。
だから、スケールとコードは別物、という公式が出来ているのです。
私がジャズピアノを理解していなかった時の感覚がこうでした。。。
でも、右手も左手も、コードもスケールも隔たりが無い、というのが弾けている人の頭の中身なのです!
ちなみに、こちらの内容はユーチューブでもお話しています。
ピアノの落とし穴!
スケールとコードが別物という感覚だとアドリブマスター出来ない話
12分07秒
C6って何のスケールを使うのですか?
では、キーCの曲中で、C6というコードが出てきた時、これは何のスケールを使うのでしょうか?
実はこの質問、レッスン中によく出てきます!
答えはもう少し引っ張りますので、私の体験談をここでお話しますね。
アドリブがよく分からなかった頃の私は、C6というのが出てきたら、C7の7が6になったもの、として解釈していました。
だって、形が似ているから。(笑)
だから、C7と全く同じ機能として弾いていたのです。
ですが、C7の7が6になったものという解釈は言葉上は問題ありませんが、大きく意味が違います。
むしろ、C△7の△7が6になったもの、という方が意味合いとしては合っています。
ここで、スケールとコードは別物では無い、というのが本当に理解出来ているかが試されます!
C6というのは、ド・ミ・ソ・ラという構成音なのに対して、C7というのは、ド・ミ・ソ・シ♭。
更に、C△7は、ド・ミ・ソ・シが構成音となります。
もうお気づきかと思いますが、この中で仲間外れさんはどーれだ?!と言ったら、、、C7ですね。
なぜなら、シ♭という、Cメジャースケールに無い音が入っているから!
つまり、C6とC△7は、Cメジャースケールを使うのに対して、C7はCメジャースケールでないスケールを使うということが分かります。
ね、これがスケールの中にコードがあって、スケールとコードが別物では無い、という意味なのです。
知識を理解しているかは曲をやるとすぐ分かる!
今日は、コードとスケールは別物では無い、というお話でしたが、もうひとつお伝えしたかったこと。
それは、実践を通さないと本当に理解出来ないことが多いということです。
上記にあげた、C6って何のスケールですか?も曲を扱うようになると出てくる質問です。
特に、知識で理解していることは、曲をやらないと意外と分かっていなかったんだ・・・ということに気付くものです。
だから私のレッスンの後半では、いろいろな曲を試して、前半習得したことが本当に分かっているか、を確認していきます。
そして、レッスンだけでは理解出来ないことも沢山あるので、やっぱり人と演奏することが大事ということもお伝えしています。
現場で、理想通りにならなかった体験や、新たに出てきた疑問こそが、真の学びなのです。
私も現場でヒヤヒヤしたことは数知れずですが、そこで真の学びをしてきました。
是非みなさんも、基本はしっかりおさえながらも、いろいろな実体験を通して、腑に落として言って下さいね!
知識で終わらないジャズピアノを、サクッとマスターするステップはこちらです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。