ナンバリング1・3・5の覚え方

もくじ

音を数字でとらえる重要性

先日も、お一人新しくレッスンに参加表明下さいました!
私のレッスンは、子供のレッスンと違って、何十人も人が殺到するというわけではありません。
それは、一人一人のサポートが濃いため、残念ながら何十人もお引き受けできないのです。

ところで、今日は受講されたばかりの方に、ナンバリングのレッスンをしました!
私のブログではおなじみですが、改めてお伝えします。

まず、アドリブをするなら、音を数字で捉える感覚が必要です。
ドレミのような、実音で捉えるとアドリブができません。
アドリブが出来なかった頃の私は、音を数字で捉えるのが面倒で、全くやっていませんでした。
ところがある日、アドリブをするなら、音を数字で捉えないとアドリブがやりにくいのだ、ということに気づいたのです。
それからは、自分なりにどうしたら覚えられるのかを試行錯誤しました。
このことについては、8日間無料メール講座でもお伝えしています。
今日は、その一部をご紹介しますね。

 

ナンバリングを覚える理由

音を数字で捉えることを、ナンバリングと言います。
メジャースケールである、ドレミファソラシには、1~7の数字が順番にふられています。
1は、ド。2は、レ。という風に。
なので、キーCで4は?と言われたら、すぐにファだと分かるかが、ナンバリングになります。
クラシックピアノでは、ナンバリングを使わなくても弾けますよね。
それは、音符表記を再現させるので、音符が読めればいいからです。
ところが、ジャズのようにコードを使う音楽では、ナンバリングが分からないと困ることが出てきます。
それは、何の音を使ってアドリブするかが分からない・・・という問題です。

詳細は割愛しますが、せめて、何の音を使うのか・・・が分からないと、アドリブが出来ません。
耳の良い天才肌の人は、本当に音だけで、弾けてしまうのですが、凡人には、到底無理なのです。

数字には意味がある

音を数字で捉えると、その音の意味や役割、キャラクターが見えてきます。
例えば、1であれば、その曲の中心となる音、ゴール、解決感、です。
7であれば、メジャースケールで一番落ち着きの無いキャラ、キラキラしている、等です。
その音の意味が分かると、自分の表現したいものは、どの音を使えばいいかが分かりますよね。
アドリブする人や、作曲する人は、この音の意味を自分なりに理解しているのです。

もし、あなたがアドリブをしたいのなら、音を数字で捉えるトレーニングをして下さい。
その時に大事なことがあります。
それは、直感的にピンとくること。
1から数えて、5番目だから・・・のように、数えてはいけないのです!
数えて分かるものは、知識です。
音楽は、知識だけでは弾けません。
実践レベルの感覚にまで腑に落す必要があります。

1、3、5を直感的に捉えるには

どんな風に腑に落すのか、一つ例をあげます。
もし、1、3、5を捉えるとしたら、トライアドを活用します。
トライアドは、3和音のことなので、キーCでいうと、ド、ミ、ソ、のことです。
これは、クラシック経験者なら馴染みのあるコードですよね。
このトライアドが弾ければ、1、3、5全てが一度に覚えられます!

更に、キーCだけで分かって終わりにしないことが大事です。
12キーでトライアドを弾いて、体に馴染ませていきます。
すると、キーE♭の時の3は?と質問が来ても、体がE♭のトライアドである、E♭、G、B♭が瞬間的に再現されて、すぐにGだと分かります。
知識ではなく、感覚として腑に落とすというのは、こういうことです。

いかがでしたか?
何度もお伝えしていますが、私のレッスンを受ける方の大半が過去にこれをやっていません。
なので、やっぱり今日も書きました!
知っているだけでは意味が無いので、先ずはやってみて下さいね。
レッスンでは、このような考え方で、他のナンバリングも覚えていきますよ。

ナンバリングの詳細はこちらにも書いています。
https://keiko-onuki.com/jazzpiano/

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