使うスケールは2種類だけ

ジャズはメジャーかオルタードしか無い
今日は、1年コースの方のレッスンでした!
普段は、クラシックの先生をされていて、コードやアドリブに関してはよく分からないとのことでした。
そのためか、1年前は、出来なかったらどうしよう・・・とかなり心配されていたのですが、1年も要らなかった?!というくらい余裕で、リードシートだけで両手アドリブが出来るようになっています。
ちなみに、1年コースを選択して、簡単すぎた・・・という方はいらっしゃらないのですが、仮にそうなったとしても、上級のネタを前倒しで伝授出来ます!
ところで、私のレッスンでは、受講期間のちょうど半分を過ぎた頃に、曲分析というのをやります。
曲分析では、主にコードの役目や全体の流れを把握しますが、みなさんは、曲分析の目的を知っていますか?
それは、使う音を決めることです!
つまり、全てのコードに、どのスケールが使えるかを把握することが目的です。
曲分析というと、難しく感じてしまいますか??
実はそんなことはありません。
私のレッスンでは、覚えることをシンプルにまとめているので、この曲分析はとっても分かりやすいと評判です。
で、ジャズの場合使うスケールは、メジャースケールかオルタードスケールのみです。
こうお伝えすると、殆どの人がえ?!そうなんですか・・・と返事が返ってきます。
使うスケールは2種類のみ
5分51秒
大事なことはスケール名ではなくどの音を使うか
初心者にとってのジャズピアノは、覚えることが多くなると複雑化するので、分かりにくくなります。
特に、ピアノは単音楽器と違って、コードとスケールの両方が弾けるため、覚えることは多くなります。
なので、とにかく覚えることはシンプルに整理することが大事です。
その結果、アドリブ初心者さんは、メジャースケールとオルタードスケールのみを分かって、実践で弾ければ充分と私のレッスンではお伝えしています。
ところが、殆どの参考書はご丁寧に、使うスケール名を詳しく載せてくれているので、細かくなって難しい印象があります。
でも、丁寧に見てみると、スケール名は沢山あるけど、結局使う音は何か?という観点で整理すると、メジャースケールかオルタードスケールのみなのです。
決して、スケール名に惑わされないようにして下さい。
オルタードスケールの定義
メジャースケールは、みなさんもご存知のとおり、ドレミファソラシド、のことです。
もちろん、12キーあるので全てのキーで歌えるようにしておきましょう。
そして、大事なことはオルタードスケールをどう解釈しているか?です。
これは、オルタードスケールの本質で捉えると分かりやすいです。
一言で言うと、メジャースケール以外の音、です。
分かりやすい表現かと思います!
例えば、キーCであれば、ダイアトニックコードⅤ7のG7で使いますので、Gのオルタードスケールに注目します。
すると、コードトーンを省いた他の音は、全て黒鍵ですね。
ということは、黒鍵が鳴っていれば、オルタードのサウンドがするということです。
G♭の音はオルタードスケールに無い音ですが、間違って鳴らしても、聴いた感じそんなに違和感はありません。
つまり、メジャースケールがインサイドなら、オルタードスケールはアウトサイド。
リレーで言うと、コースから外れているかそうでないかです。
今は、キーCで説明しましたが、これが12キーとなると、多少ややこしい位置関係になってくるので、更に覚えるコツは必要になってきます。
でも、ジャズの場合は、インサイドかアウトサイドか、を楽しむ文化なので、この二者択一であれば頭の中はスッキリして、実践に反映しやすいかと思います。
いかがでしたか?
アドリブは、即興でその場で判断するので、知識で止まっていると弾けるようになりません。
このように、オルタードスケールの本質が分かって、更に、いかに素早く知識を取り出すことができるか。
いかに素早くその場で音をならして、形作るか。
ここまでの工夫が必要です。
このように、私のレッスンでは、知識を知恵に変えた上で、どんな練習をしたらいいかをお伝えすることを大事にしていますよ。
知識を知恵に変えるコツは、こちらにもまとめていますのでご覧になって下さい。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0
初心者、緊張しやすい方、HSP気質の音楽家の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。