その練習は本当に今やることですか?

もくじ

今の自分に相応しい課題に取り組んでいますか

今日は、また新たに1年コースへ参加表明をしてくださった方がいらっしゃいました!
過去に数年、個人レッスンを受けたことがある方ですが、リードシートだけで両手でアドリブするには、至っていないとのことでした。
いろいろお話を聞かせて頂きましたが、どこで詰まっているか、私から見たら答えは簡単です。

それは、今の自分に相応しい課題に取り組んでいないからです。
同じ内容でも、Aさんはやった方がいい、Bさんは3ヶ月後の方がいい、というようなタイミングがあります。
もしくは、適切な順序です。
これを間違えると、練習の効果が全く出ません!
成果を出すまでに、時間が2倍以上かかるかもしれませんし、一生出来ないかもしれないのです。
それくらい、今の自分に相応しい課題に取り組むことは大事なことです。

全体像を把握して細かいことを実践

適切な順序に関して、最も大事なことと言えば、全体像を把握した上で、細かい実践的な練習をすることです。
殆どの人が、全体像が見えない状態で、とりあえず曲を弾いたり、ⅡⅤⅠのアドリブ練習をしたりしています。
全体像というのは、大まかにジャズピアノの構造を把握することで、どんな流れで練習をすればいいかを理解することです。
これに関しては、過去にも書いていますので記事をご覧になって下さい。
この流れさえ分かれば、何を何からやったら一番身につきやすいのかが、自然と分かるようになります。

出来ないことをやる人が多い

更に、私が普段のレッスンで気をつけていることがあります。
それは、その人が出来ないことは課題にしない、です。
今日のガイダンスでも質問を頂いたのですが、出された課題がこなせるか・・・という心配をされていました。
出来ないことをやろうとすると、「私は出来ない」という思い込みが出てしまいます。
だから、出来ないことは課題にしません。
もし、出来ないと思うのであれば、その課題は出来るレベルまで細分化して、ステップの高さをとことん低くして、進むことをします。
このやり方が、多くのレッスンには取り込まれていないので、難しいままで出来ずに終わってしまいます。
また、一人一人、音楽経験が違うのと、元々持っている素質が違うため、ちょっとしたさじ加減で、その人に合った課題を出さないと進めません。

いかがでしたか?
今日はざっくりとしたポイントだけをお伝えしましたが、今の自分に相応しい課題を見抜くことがとても重要です。
そもそも、どの課題が相応しいかが分からない人が多いかもしれません。
私の場合は、頭の中で、手順がすごろくのようなっているので、相手のお悩みを聞だけで、その方がすごろくで、どこまで進んでいるのかが分かり、適切な課題も見えます。

全体像が分からず、ステップが見えない方は、こちらにもまとめていますのでご覧になって下さい。
https://keiko-onuki.com/jazzpiano/

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