短時間でアドリブを上達させる効果的な曲の練習方法

もくじ
曲をコードワークの延長として捉えよう
今日は、定例の外でグランドピアノを独り占めの日でした!
いつもより長く、倍の時間弾いていたのでとってもご機嫌です。(笑)
私は、一人の時間がとても大事で、この時間をケチると、いろいろな調子が悪くなります。。。
去年、それで痛い目にあったので、今年はしっかり一人時間を確保していますよ。
さて、今日は、短時間でアドリブを上達させる効果的な曲の練習方法をお伝えします!
以前もお伝えしましたが、ジャズの曲練習で、まだリードシートだけでアドリブが出来ない方は、譜面もののように曲を完成させる目的で練習してはいけません。
つまり、最初から最後まで弾けることを、初期の目的にしないことです。
なぜなら、アドリブが安定して弾けない時期は、曲は、コードワークの延長として弾くことがアドリブ上達には効果的だからです。
もっと言うと、どんなテーマだろうが、コード進行を機械的に処理する力が最初は大事です。
なので、最初はどの曲も同じようなアドリブになることこそが望ましいのです。
4小節単位で抜き出す
例えば、All of Me という曲。
この曲を最初から最後までアドリブするのは難しい・・・と思う方は、先ずは最初の4小節だけをアドリブ練習してみましょう。
特に、4小節抜き出すというのはお勧めです。
なぜなら、4小節区切りで、曲は進行する感覚が人間にとって心地良いからです。
その4小節という区切りの中で、Ⅰ△7 → Ⅲ7 という流れを感じ取りましょう。
この流れでどう感じるか?どう歌うか?が段々と分かってきます。
もちろん、何のスケールを使うのかは知った上ですので、知識も必要にはなります。
また、この曲の終わり8小節は、よく出てくるコード進行なので、この8小節だけを抜き取って練習するのもアリです。
ここはよく出てくる進行かな・・・と思えば、その部分も抜き出して弾いてみましょう。
慣れてくると、同じ進行が、別の曲で同じ位置に出てくることに気づいたりします。
いかがでしたでしょうか?
なんとなく、曲をざっくり流すだけで、全然出来ていない・・・と評価してしまう人がいますが、部分的にアドリブ練習することはとても大事です。
音符表記の曲であれば、音符通りに弾くことが最低条件かもしれません。
でも、アドリブ音楽だからこそ、出来るところだけしっかり弾いて、そうでないところは一先ず後回しでもいいのですね!
今の自分に見合ったアドリブを選択することこそが、アドリブ=自由 な音楽の証です。
是非、自分のペースで、着実に進めていって下さいね!
曲以前の、基本的な概要はこちらも詳細まとめています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。