ジャズピアノの12キー練習をしても弾けない理由

もくじ
右手と左手の関係性を理解していない
私のレッスンを
受講されている方の中で
レッスンを受ける前から
既に12キーで練習してきた方は
いらっしゃいます。
でも、
12キーで練習しても
なぜかアドリブとして
モノになっていないと
言われる方が多いです。
その原因は主に3つあります。
1, 右手と左手の関係性を理解していない
2, 4小節のタイム感を身に付けていない
3, 知識を感覚に変えていない
まず、
1つ目についてです。
こちらは、
そもそもの全体像を
把握していないので
右手と左手の
本当の関係性が分かりません。
多くの人は、
右手がメロディ
左手が伴奏だと思い込んでいます。
確かに演奏すると
そうなのですが、
頭の中や体の感覚は
右手と左手の役割を分けると
アドリブに自由度がなくなって
しまいます。
なんか、
自分の意志でアドリブした
感じがしない・・・
というモヤっとした感じです。
ちょとした勘違いなのですが、
かなり大きな勘違いでもあります。
説明するよりは、
実際にアドリブレッスンを
受けることによって
この意味が分かるようになります。
既に個人レッスンを
受講されている方にも
この思い込みを外すような
コードワークをすると、
確かに!
と納得されています。
4小節のタイム感を身につけていない
では、2つめの
4小節のタイム感を
身に付けていないです。
これは、
意外と無視されていて、
曲を弾く上では
4小節で1つ先に進むという
流れが大事です。
この感覚が無いと、
コードに追われて
ダラダラ弾きすぎたり、
慌ただしく不安定な
アドリブになりやすいです。
安定したアドリブを
している人の頭の中は、
4小節で次に進むという
タイム感があります。
このタイム感を
身につけるのには、
4小節ごとの
コール&レスポンスで
十分マスター出来ます。
私のレッスン受講生さんは、
これしかやっていないのに、
曲が出来るようになった!
と言われるくらいです。
知識を感覚に変えていない
そして、3つめの
知識を感覚に変えていないことに
ついてです。
ピアノは元々、
音に注目しやすい楽器です。
それは、
鍵盤が見えているので
音を目で捉えやすい為です。
クラシックピアノや
譜面モノを弾いてきた人が多いので、
音に注目するクセが
ついています。
目で音を把握すると、
感覚的に音をとらえる
という要素が薄れていきます。
更に、
コードが出せて両手で
弾けるという
多くの役割を果たしたいために、
理論の勉強をする方が多いです。
すると、勉強しただけで
満足したり弾けた気になる方が
非常に多い楽器でもあります。
勉強は必要な事ですが、
ここからが本当の
研究だということを忘れがちです。
ある程度の知識が入ったら、
極めて個人的な
自分なりの感覚に落とし込む
作業が必要です。
感覚として捉えられないと、
アドリブはできません。
特に、12キーで試すというのが
私の経験上必要だと分かったので、
レッスン受講生さんには
12キーの課題を出しています。
いかがでしたでしょうか?
12キーでの練習も
ただやればいいというのでは
ありません。
ポイントやコツがあって、
そこを外すとつまらないどころか、
辛いものというイメージにも
なりかねません。
12キーは面倒・・・
と思うかも知れませんが、
アドリブ力が確実につきますので、
これら3つの要素を意識して
弾いてみて下さいね。
12キーやコードワークの重要性は
こちらにもまとめています。
宜しければご覧下さいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。