ジャズピアノの練習でイドフリミエロは覚えた方がいいですか?

初心者はイドフリミエロは無視しよう
ジャズピアノの参考書を見ると、
最初のページあたりに、
イドフリミエロ・・・
という言葉が出てきますよね。
略さずに書くと、
イオニアン
ドリアン
フリジアン
リディアン
ミクソリディアン
エオリアン
ロクリアン
というスケール名です。
イドフリミエロは、
上記のスケール名を
覚えやすくするために、
頭の文字だけを取ったものです。
ダイアトニックコードの
説明のところで
よく出てきますね。
この件について、
先日のZOOMお茶会で
スケールを覚えた方がいいのか?
というご質問がありましたので、
動画で説明しましたよ。
イドフリミエロは
覚えた方がいいですか?
というわけで結論から言うと、
リードシートだけで
両手で弾けない方は、
イドフリミエロを
区別して覚える必要はありません。
イドフリミエロが出てきたら、
ドレミファソラシドで
弾くことだけを覚えておけば
良いです。
イドフリミエロより覚えた方がよいこと
ここの話は、
参考書だけを見ると、
混乱しやすいなと
今の私なら分かります。
なぜなら、動画でも話した
モードの話とコードの話が、
現実的ではない形で
混ざって説明されているからです。
一般の人からしたら、
理解不能です。
動画で話していた、
モード奏法、コード奏法というのは、
スケールをベースに考えるか、
コードをベースに考えるかの違いです。
イドフリミエロは、
モード奏法を意識した時の
スケール名で、
どこかへ解決することを
求めていません。
一方で、コード奏法は、
どこかへ着地、解決するのが
前提のスケールで、
特にオルタードやテンションを
意識したフレージングは
コード奏法です。
ジャズピアノを始めたばかりの頃は、
モードの考え方が馴染みにくいので、
先ずは、
コード奏法から入る方が楽です。
ですから、
イドフリミエロを無視して
ドレミファソラシドだけを
意識した弾き方であれば、
誰もがなんとなくアドリブ
出来るのではないでしょうか。
そして
動画で言い忘れた (笑)
もう一つ大事なことは、
イオニアン
リディアン・・・
を覚えるのではなく、
Ⅰ△7
Ⅱm7
Ⅲm7・・・
といった度数を
むしろ覚えるべきです。
こちらは、曲を弾く上で
絶対に必要な知識です!
このように、
覚えることがたくさんありそうな
ジャズピアノですが、
決してそんなことはありません。
今の自分がやった方が良いことと、
後回しにして良いことがあります。
ここの見分けがつかないと、
ジャズピアノって難しい・・・
と感じて、
挫折しやすくなります。
イドフリミエロの話は、
混乱しやすい挫折ポイントでも
ありますので、
整理しておくといいです。
もう少し、
補足することがあるのですが、
別の機会にでも説明しますね。
更に、
ダイアトニックコードから先の
ジャズピアノの基礎知識が知りたい方は
こちらをご覧になって下さいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0
初心者、緊張しやすい方、HSP気質の音楽家の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。