ジャズピアノ練習で両手で弾くことの弊害

いつのまにかコードが主体になっていませんか?
最近いろいろな方を見て、
ピアノならではの弊害を
実感しています。
その中で今日は、
両手で弾くことの弊害を
お話します。
ピアノの良いところは、
全ての役割が
一人で出来ることです。
コードもスケールも両手で弾き、
オールマイティーに対応すること。
これを目指して、
みなさん両手で弾けるように、
一生懸命練習するのですね。
もちろん、
コードもスケールも
両手で弾くことが
ピアノの役割なのですが、
全体像を把握しないで
両手で弾くとどうなるか。
ジャズピアノとしての
即興演奏から遠ざかる、
という問題が出てきます。
例えば、
弾けるけど先の見通しが立たない。
アドリブを自分の意志で
弾いた感じがしない。
コピーに頼ってしまう。
グループしない。
こんな感じになりやすいです。
ではなぜ、
両手で弾くことが、
ジャズピアノの即興演奏から
遠ざかるのか?
このことを
動画でも説明していますので
参考にして下さいね。
両手で弾くことの弊害
ピアノは単音楽器の延長として弾く
結論としては、
全体像の把握をしないで、
両手でひくと、
いつのまにかコード主体で
メロディを弾くことになるのが、
勘違いの要因です。
多くの人は、
メロディに対して、
コードが付いている感覚が
ありません。
コードにメロディが
付いているという感覚になっています。
作曲では、
コード進行からメロディを
作ることもありますが、
ジャズピアノで即興演奏をするという
目的であれば、
メロディにコードが付いている
という感覚や理解が必要です。
知識上で理解するのではなく、
体でもって分かることが必要です。
そのために先ずは、
片手のスケールのみで
自由にアドリブをすることです。
それが、
散々飽きる程やって、
もう余裕過ぎて吐きそうです・・・
という状態になって初めて、
じゃあ、コードも付けますか!
という段階にシフトするのです。
これが分からないで、
ピアノは両手で弾くもの・・・
という常識の枠組みの中でやると、
ジャズピアノの実態が把握できず、
本質を理解することもなく、
単なる丸暗記になります。
結果、
何年かかっても弾ける感覚が持てない、
ジャズピアノ難民が続出しています。
ここの説明は、
最も大事な全体像の把握に
関することです。
ここまでの説明を聞いても、
よく分からない方は、
個人的なアドバイスによって、
よく分かると思います。
両手で弾く弊害を理解して、
もっとジャズピアノの実態を整理したい方は、
こちらも参考になさって下さいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0
初心者、緊張しやすい方、HSP気質の音楽家の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。