ジャズピアノのバラードはゆっくりだから弾きやすい?!

もくじ
バラードは一番最後にマスターすればよい
みなさんはバラードを
演奏したことはありますか?
私は、バラードに関しては、
とても苦労しました。。。
最初にお伝えしますが、
バラードは一番最後にやればよい
ジャンルです。
なぜ最後でよいのか、
ということも含めて
バラードが気になる方へ
弾き方のコツをお伝えします。
参考までに、
私が仲間とのセッション会で
演奏したバラード
My one and only love を
載せておきますね。
先ずは4ビートでスウィングを体得しよう
まず、バラードが一番最後で良い、
と言う理由。
それは、
グループが難しいからです。
4beatであれば、
グループが分かりやすい、
感じやすいので、
歌い易いのです。
それに対して、
バラードは
ゆっくりであるからこそ、
グループが掴みにくく、
歌いずらいという理由があります。
ですから、
ジャズ初心者の方は、
まずは4beatでスウィングとは何なのか、
体感でマスターする必要があります。
よく、
バラードはゆっくりだから
弾きやすいのでは?
と言われる方がいますが、
それは勘違いしていることが
多いです。
特にクラシックピアノの延長で
ジャズバラードをとらえてしまうと、
ジャズっぽくない演奏に
なってしまいます。
私も生徒だった頃、
習っていた先生に、
君のバラードはジャズじゃない。
と言われたことがありました。
今では明確に、
なぜ当時の私の演奏は、
ジャズに聴こえなかったのか、
それがよく分かります。
最低でも
グループを掴んだ上で、
自分が弾かなくても、
コード感に基づいたアドリブメロディが
頭の中で先行して
再現出来ている状態が必要です。
要は、弾かなくても
頭の中でアドリブが
出来ている状態です。
これは理屈ではなく、
音楽的なエネルギーレベルでの
解釈まで落とし込む必要があります。
ここから更に、
ベストなタイミングで
ベストな音を選び抜くのが、
バラードに必要なスキルです。
音の洗練力が問われます。
4beatの時は、
やたらめったら音を鳴らしていても、
グループでごまかせるのですが、
バラードはこれが使えません。。。
ですから、
一つ一つの音の特徴、
スケールの特徴が
コード感と共に十分分からないと、
メロディが洗練されず、
野暮ったい感じになります。
イメージできましたか?
バラードは、知識も実践も
本当に分かっていないと、
カッコ良くジャズらしくは
弾けません。
まずは、
4beatに乗せて歌う。
ナンバリングで
音の特徴を把握。
なぜこの音を使うのか、
このスケールを使うのかを
意図的にコントロールする。
このようなことを積み上げて、
最後は素敵なバラードを
完成させましょうね!
スウィングって何?
どうやって練習するの?
と思われた方はこちらを参考になさって下さいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。