曲によってジャズピアノのアドリブの出来映えが違う理由

もくじ
日本人は枯葉はアドリブしやすい?!
ジャズの曲をマスターするには、
独特のやり方があります。
アドリブが思うように
弾けなかった頃の私は、
曲によってアドリブが出来たり、
出来なかったりしていました。
例えば、スタンダードナンバーで
有名な枯葉。
この曲はメロディが哀愁あって、
日本人好みの展開です。
この曲であれば、
なんとなくアドリブが出来る・・・
私にもそんな時期がありました。
更に、私が当時のレッスンで
枯葉の次にやった曲が、
There is no greater love でした。
すると、この曲になったとたん、
全くアドリブの感覚が
掴めませんでした。
使うスケールは、
枯葉も、greater loveも
殆ど変わらないのに・・・
頭では分かっていましたが、
なぜか曲によって
アドリブが弾けたり
弾けなかったりしました。
みなさんも、
こんな経験はありませんか??
曲のメロディではなくコード処理が大事
当時の私は、
なぜ曲によってアドリブが弾けたり
弾けなかったりするのか、
原因は分かりませんでした。
しかし、今では分かります!
それは、
曲のテーマメロディに引っ張られて
アドリブが出来なくなっているからです。
更に言うと、
コード進行を機械的に処理する力が足りない
というわけです。
実は、アドリブが出来る出来ないの
根本原因は、
コードを機械的に処理する力です。
ここが、クラシックのように、
テーマのメロディを理解して、
アドリブを表現しよう・・・となると、
アドリブが曲によって弾けたり
弾けなかったりします。
テーマのメロディを反映させるのは、
アドリブが安定して弾けるように
なってからでいいのです。
それよりも、
ジャズのアドリブは、
「コードゲーム」だということ。
テーマのメロディが
カッコいいとか哀愁あるとか、
関係ないのです。
そのためには、
コードを処理する力をしっかり
身に付ける必要があります。
それが、
ⅡⅤⅠのアドリブ練習です。
結局はコレが全てです。
このことに気付いた私は、
ⅡⅤⅠしかやりませんでした。
半年近くこれしかやらなかったのに、
曲が弾けるようになったのです。
曲はあくまで、
コード処理の延長として、
最初の頃は弾く必要があるんですね。
こんな風に、
ジャズの演奏にはクラシックと違った、
やり方や考え方があります。
これを知らないと、
クラシックピアノの延長で
ジャズピアノをマスターしようとするので、
上手くいきません。
というわけで、
アドリブマスターに欠かせない
ⅡⅤⅠはやっぱり最強です!
アドリブに繋がるコード処理を身に付けるコツは、
こちらにまとめています。
宜しければご覧になって下さいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。