ジャズピアノ初心者がフレーズコピーをしない方がよい理由

もくじ
あなたはなぜフレーズコピーをしたがるのですか?
今日は、
初心者が誰かのフレーズコピーを
しない方がよい理由について
お伝えします。
あなたは、
ジャズピアノでアドリブ上達の目的で、
今まで誰かのアドリブコピーをしたことが
ありますか?
私は、何度かあります。
当時の私は、
どんなふうにアドリブのマスターを
していいのか分からず、
とりあえず、
コピーをしてみようと思って
やっていました。
ですが、
コピーも大変で、何時間かけても
数小節くらいしか聞き取ることが出来ず、
結局、コピーは断念しました。
今では、
耳コピアプリのようなものがありますので、
決して難しくはないようですが。
きっとみなさんも、
同じような経験をされたことが
あるのではないでしょうか。
まず、
最初に耳コピをする人の
本当の目的ってご存知でしょうか?
私がいろいろな方の話を聞く限り
知るものをあげてみます。
1、自分のアドリブがダサいから、誰かのカッコイイフレーズを弾く
2、アドリブマスターといえばコピーだよと、教えられたから
3、そのアーティストが好きだから研究している
大きくこの3つです。
問題なのは、上記2つです。
もし、あなたが上記2つに該当するならば、
その作業は考え直した方がいいです。
なぜコピーがダメなのか
では、
なぜコピーを勧めないのかについてです。
それは、
アドリブが殆ど出来ない人にとって、
コピーがアドリブマスターの手段には
ならないからです!
コピーが威力を発揮するのは、
ある程度アドリブが出来る方です。
アドリブが出来るようになるには、
1つ1つの音のキャラクターを
知識と耳の感覚で認識する必要があります。
もし、
誰かのフレーズをコピーしたり、
書いてあるフレーズを弾くだけだと、
1音1音の音のキャラクターの違いが
分からない状態がずっと続いてしまいます。
どういうことかというと、
沢山の音を使われたフレーズの内容に
こだわるほど、
視覚情報でフレーズをキャッチするため、
音を聴覚レベルで認識する力が
つかないのです。
アドリブが出来ない初心者の人は、
まずは、
1音1音を鳴らして、
その音が相対的にどんな音に聴こえるか、
これを知識と合わせながら、
コード進行上で鳴らし続けることが大事です。
フレーズを弾くのではなく、
音を鳴らす、という感覚です。
ジャズを始めたばかりのピアニストは、
どうしても、
フレーズの良し悪しにこだわります。
それは、
クラシックや譜面ものの影響で、
フレーズが良ければよいアドリブだ、
そういう間違った解釈があるからです。
ジャズは、フレーズの内容だけで
良い悪いとはなりませんので、
フレーズを完成させることを
まずは止めましょう。
自分の出す音に耳を傾けて、
どんな音がするか、
自分なりの言葉で解釈しましょう。
それができれば、
どのタイミングでどんな音を出したいかが
分かってきますので、
結果、アドリブとなりますよ。
アドリブ上達に必要な、
ジャズピアノのキモをこちらにまとめています。
宜しければご覧くださいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。