なぜジャズピアノの練習で覚えたフレーズが使えないのか

もくじ
フレーズを覚えるだけではアドリブは出来ない
どうしたらアドリブが
早く上手くなるのか?
という質問をすると、
よく返ってくる答えがあります。
それは、
誰かのフレーズをコピー
するといいよ、
というものです。
これに関しては、
初心者、中級者には
ほとんど役に立たない常識と
言えます。
なぜなら、
出来上がったフレーズには
その背景がいろいろあるので、
その背景を初心者や中級者は
理解が出来ないからです。
コピーそのものは、
上級者向きな練習方法です。
覚えたフレーズを活かす方法
それでも、
今まで誰かのフレーズを
コピーをしたので、
そのフレーズを使いたい、
と思っている方のために、
1つだけ、
お役に立つ情報をお伝えします。
それは、
コピーしたフレーズを
細かく分解することです!
長いフレーズを覚える程、
正直、
使いまわしが難しくなります。
それは、
年末の歌番組のためだけに
豪華衣装を仕立てたけど、
あまりに強烈過ぎて、
他のシーンでは着れない、
という状態に似ています・・・
つまり、
フレーズ全てを最初から最後まで
カッチリ覚える程、
他の曲に当てはめるのが難しく
なるのです。
そうではなくて、
例えば、
最初の2拍分のフレーズだけに
スポットをあてて、
その音をしっかり
研究する方が、断然、
フレーズの使いまわしに
役立ちます。
なぜなら、
分解することによって、
ジャズの本質や
根本的な構造を
理解できるからです!
フレーズというのは、
音の集まりでしかありません。
その最小単位である
「音」
についての本質的な理解が、
自分で瞬時に創る
アドリブフレーズに
なるからです。
最初は、
カッコよく弾きたい!が
本心だと思うので、
誰かのフレーズをコピーして、
手っ取り早く弾いてしまう
気持ちは分かります。
しかし、
どこかのタイミングで、
そのフレーズを生み出す
そもそも論を理解する時間は
必要だと気付いて下さい。
そうしないと、
いつまでたっても、
自分の想いを
音で表現するプレイヤーには
なれません。
表面的なスキルアップになる
フレーズコピーよりも、
自分の想いやイメージを
音に直結させる表現を
身に付けると、
セッションでの演奏が
自然と楽しめるように
なりますよ。
フレーズコピーに頼った練習方法を卒業して、
自分のイメージを音に直結させて
弾けるようになるコツは、
こちらに詳しくまとめています。
宜しければご覧くださいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。