ジャズピアノは○○過ぎてもいけない
もくじ
ジャズっぽさとは?
今日のテーマは、私の趣向が多く含まれますので、一つの選択肢として理解されたらいいと思います。
先に、答えをお伝えすると、
ジャズは綺麗過ぎてもいけない、です。
これは、どういうことかと言うと、綺麗過ぎると、ジャズっぽさがなくなってしまうということです。
別の表現では、まとまり過ぎているという解釈です。
綺麗にまとまってしまうと、想定内で終わってしまい、ジャズ独特のスリルや緊張感が失われ、今まさに、音楽がリアルタイムで作られているという、進行感が減ってしまうのです。
前もって時間をかけたら、もっといいフレーズができるけど、時間がないから、今、間に合わせでそのフレーズつくったでしょ~!みたいなものが、即興的でジャズらしいです。
文化的背景がそのまま音楽になる
もっと本音を言うと、ジャズは不良の音楽だから!
だから、「ヤサグレ感」を演出するのに、綺麗にまとまると、文化的背景から離れてしまうのです。
きちんとした音楽の学校に行くだけのお金のない貧しい人が、ジャズを演奏するところを想像すると、小難しい音楽理論なんて考えて演奏はしないよね、ということを私は想像するのです。
また、私は習っていた先生にも、綺麗過ぎるとポピュラーピアノのようになってしまう、とも言われました。
ポピュラー、ジャズのどちらが良い悪いではなく、それぞれのジャンルの目的があると思うので、そこに合わせることで、よりジャズらしい演奏ができるのだと思っています。
自由にできるのがジャズ
いろいろ話してきましたが、ジャズといえば、自由の象徴です。
自由に演奏するだけでなく、自由を求めていた人の音楽と理解することも大事です。
ですから、本来は難しいことを発表する場よりも、自由に生きたいぜ~という主張を理解すると、自分の演奏も自由に出来るかと思います。
また、ジャズは思いつきで演奏した「面白さ」も要素としては大きいので、突発的なこともどんどん取り入れると、ジャズらしさが際立つでしょう。
アドリブ初心者の為の
体系的に学べるレッスン
ジャズピアノ&アドリブコーチ
性格気質と自己表現の研究家
音大&ジャズ研未経験で、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
約8年間ジャズピアノの実態が分からなかったが、ある時ヒラメキが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいピアノに夢中になる。
2016年より1児の母をしながらリアル&オンラインコーチングレッスンを開始し、ゼロベースの初心者でも、1年以内にリードシートのみで、アドリブ、セッションに参加できる体系的なメソッドを提供中。
更に、なぜ自分はアドリブが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが分かり、楽器・アドリブの熟達法と内面性の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。