完璧を目指すのではなく不完全を認める

もくじ
人は永遠に成長し続ける
ミュージシャンは、職人気質の方が多いので、つい、自分の演奏や作品に完璧を求めがちです。
ですが、最近になって分ったことがあります。
それは、完璧は永遠にありえないということです。
なぜなら、人は永遠に成長し続けるから。
これが、前提なのです。
成長し続けるのだから、1秒前より1秒後の方が、何でも出来栄えは良いのです。
だから、過去の演奏や作品が、出来上がった瞬間に、「出来ていない」と感じるのが当たり前、というわけです。
完成した作品を振り返らない作曲家
だから、完璧は永遠にありえないし、そこを目指すのはエネルギーの無駄です。
そうではなくて、成長過程の変化、通過点を実感して楽しむことが大事です。
私の知り合いの作曲家も、「完成した自分の作品は2度と聞かない。だってもう過去の未熟な自分の作品だから。」と言っていました。
日光東照宮をあえて、未完成にしているのも、完璧=衰退を避けるためですよね。
だから、ずっと、死ぬまで未完成で大丈夫なのです。
本当は既に完璧である
これらの話をまとめると、実は既に完璧である。
これに気付けますでしょうか?
毎瞬毎瞬が、実は完璧なのです。
出来ていない、不完全な状態も含めて完璧なのです。
なぜなら、完璧でないと分かるのは、完璧を知っているからです。
自分では「ない」と思っているけど、実は「ある」ということ。
実は既に自分は完璧で十分ある、と気づいたときに、今の演奏や作品に落ち度がないということが分かります。
盲点かもしれませんが、この感覚はとても大事です。
長く安定して音楽活動をしている人は、このマインドを備えているような気がします。

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。