共演者に迷惑をかけてもよいと思えるか

もくじ
演奏を楽しむ時に必要な前提
みなさんは、セッションやライブの時に、相手に迷惑をかけてもよいと思えるでしょうか?
私は、この前提が無ければ、セッション、ライブは楽しめない、と思っています。
意外だと思うかもしれませんが、初めて会った、素性の分らない相手とセッションをするときは、これくらいの図々しさが必要でもあるのです。
普通なら、相手に迷惑をかけないようにしよう!と思いますよね。
ですが、この考えの本当の意味は何か分かりますか?
自分の本音と向き合うことが大事
これは、相手に対しても、「私に迷惑かけないでね」が本音だと気付く必要があります。
相手に対しての要求は、自分に対しての要求でもあるのです。
この状態で、初顔合わせの人とセッションをすると、かなりの緊張状態で演奏は楽しめなくなりますね。
特に、セッションの問題は実技の問題ではなく、自分とのコニュニケーション不足によるものです。
自分とのコミュニケーションとは、自分の本心を直視することです。
まずは、自分の本心を知ってから、共演者とのコミュニケーションをとると、場の雰囲気が調和され、演奏しやすい環境になります。
私も、セッションホストで緊張している時に、自分の本心と向き合ってみました。
すると、「ホストは完璧にやらなければいけない」と、全てを抱え込んでいる自分の姿に気付きました。
その時に、なぜ私はセッションホストをするのか?という純粋な動機を自問自答しました。
出てきた答えは、「今の自分を活かしたい」でした。
みんなで作り上げるのがジャズ
そもそも、即興演奏で作るのがジャズです。
1人だけではなく、現場にいる人全員のチカラで音楽を作り上げていきます。
演奏者だけでなく、リスナーも全てです。
出来ないことは、思いっきり相手に甘えさせてもらい、出来ることはフォローするというスタンスが大事です。
自分の中で、このバランスが取れた時、ベストな演奏が出来ますよ!

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。