なぜジャズピアノでアドリブが出来るのか

もくじ
弾ける人の頭の中を見てみたいと思っていた私
初心者時代の私は、上級者やプロの演奏を聴いて、何であんなにスラスラアドリブが出来るのだろう??なんていつも思っていました。
さぞ、音楽のセンスがよく、何か特殊な才能があるんだろう・・・と。
また、上級者やプロの頭の中は、いったいどうなっているのか教えてほしい、とも切望していました。
頭の中を割って見せてほしい!とまで思っていました。(笑)
それが、ようやく私には分かりました。
アドリブは頭の中のデータを元に作る
アドリブは偶然出来るものではなく、全て意図的なものである、ということです。
よく、空からメロディーが降ってきました。
みたいな発言を、中にはしていらっしゃいますが、それは、単なる表現の違いです。
その人が、メロディーが降ってきたことを、論理的に説明出来ていないだけです。。。
完全ゼロから作る、作曲もそうですが、アドリブというのは、ある情報を一定のルールに則って、演奏しているに過ぎません。
頭の中に、ある程度の情報叩き込んで、それを、ルールに基づいてメロディー化させるのです。
この手順を、何度も何度も脳に教えることにより、自然と無意識にメロディー化することを、脳が覚えるのです。
ただ、これだけのことです。
脳の仕組みを知ったら練習するだけ
「空からメロディーが降ってくる」とは、ある程度の情報をルールに基づいてメロディー化させることが、深い意識のレベルまで定着した時に、「脳が無意識に自動処理してくれる」という現象です。
ですから、こんな風に、淡々と言語化してしまうと、音楽にロマンや夢物語を抱いていた人からすると、若干引き気味になると思います。
でも、これが即興演奏の実態です。
この、何度も何度も脳に教え込ます、という段階が、まさに地味で地道なコードワークなのです。
ですから、天才だから、空からメロディーが降ってくるのをキャッチする、というのはお門違いです。
誰だって、きちんと基本的な事をマスターすれば、ジャズピアノは弾けます。
ジャズピアノに興味を持った段階で、やることをやれば誰でも出来るのです!
出来ていないとしたら、それは、何かをやっていないからです。
もう、出来ないことを自分の才能、能力のせいにするのは止めましょうね。

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。