ジャズピアノはどの曲も同じようにアドリブすることを目指そう

もくじ

同じようにアドリブすることが大事

みなさんは、安定して、どの曲にも同じようなアドリブを弾くことが出来ますか?

私は、アドリブがほとんど弾けなかった時、どの曲も同じようにアドリブすることが出来ませんでした。

なぜなら、テーマの曲調にひっぱられて、アドリブが出来たり出来なかったり。

これは、よい意味では、その曲の雰囲気を感じ取れる、ということになると思います。

ですがジャズの場合、この要素が少しややこしくなります。

初心者の時、アドリブは、どんな曲の時でも、与えられたコード進行に合わせて弾けるかどうかを、目指す必要があります。

それはなぜか?

コードに対しての理解が出来ているかどうか、これが試されるからです。

ジャズピアノはコードをどう使うかがポイント

コードに対して理解しているか、コード進行が体に馴染んでいるか、コードを見ただけで、スケールやヴォイシングがすぐに弾けるかどうか。

これが出来るようになることを、初心者は先ず目指します。

すると、どの曲がきても、安定してアドリブが出来る!

これは、コードを本当に分かった証拠になるのです。

その次に、曲ごとにアドリブの雰囲気やストーリーに違いをもたらす演奏が出来るかどうかを、目指して下さい。

これが出来る時は、かなりの腕前だと私は思っています。

音楽は、本来なら出来事や感情に直結して、作られるものだと私は理解しています。

ですが、実際はコード、コード進行を使って、ある一定のフレームに当てはめて作曲、編曲、アドリブをしています。

特に、ジャズの場合、既にある枠の中で演奏するので、その曲に合わせることも大事です。

個性を出すことについて

どの曲がきても、同じようなアドリブをすることに、最初私は抵抗がありました。

あの曲とこの曲は違うから、違うようにアドリブすることを目指したいと思っていました。

しかし、まずはコードを使いこなすことを、ジャズピアノ初心者はやってほしいと思います。

曲によって振り回されると、その曲はいつも同じ雰囲気でしか演奏できない、ともなるからです。

この曲だから、こう弾かなきゃというのは、ジャズにはあまりありません。

また、ジャズの場合、「あの人が弾くから良い」という理由もあります。

なので、個性を出そうと意識をしなくても、どれも同じように弾いているだけでも個性は十分に出ていると考えてよいです。

ジャズで即興演奏を目指すのならば、コードのことをどれだけ理解出来ているのか、先ずはここに集中してみて下さいね!

初心者向けジャズピアノ最速マスター8日間無料メール講座