耳コピでなくても可能なジャズピアノ練習方法

もくじ
耳コピが必ずしも大事でない理由とは
今回は、耳コピって大事なの?その2をお伝えします。
前回は、私は殆ど耳コピをやらずに、ジャズピアノを習得したとお伝えしました。
そして、ネタが無いながらも、一生懸命何とか出す努力が必要ということも、お伝えしましたね。
では、ここからは、もう一つ耳コピが必ずしも大事ではない理由をお伝えします。
それは、楽器が弾けるようになるには、耳以外の感覚で習得できるから、です。
人間は、五感覚で入ってくる情報を、インプットして、理解しています。
五感覚とは、
視覚、聴覚、体感覚、味覚、嗅覚
です。
今回は、音楽なので、最初の三つに注目してお伝えしますね。
五感覚を上手く使う
人は、感覚機能で、優位なものと、そうでないものがあります。
人によって、得意不得意があるのです。
前回もチラっと書きましたが、私は、聴覚は実はあまり良くないです。
それは、もともと視覚情報が強いので、どうしても視覚から入ってくる情報で、物事を理解するのです。
そんな私が、ジャズピアノを習得した方法とは、視覚と体感覚がメインだということです。
もちろん、聴覚もあるとは思いますが、割合は低いと思います。
例えば、私の場合、視覚では、ピアノを弾いている人の指を見るといろいろなことが分ってしまいます。
ですから、ライブやセッションの時は、なるべくピアニストの手元が見える席に座るようにしています。
Youtubeでは、手元が映っている映像をなるべく探して、動画を見ながら音を聞くことに集中しています。
また、体感覚では生音を体全体で吸収する時間があると、これもまた、いろいろなことが把握できます。
自宅で音楽を聴くより、倍音などの影響で、音が立体的に、臨場感を持って伝わるので、耳で音を聴くというより、体で聞いている感じがします。
他にもいろいろエピソードはありますが、こんな体験をきっと、みなさんもいくつかしたことがあるのではないでしょうか?
ですから、何も、耳コピだけに頼って、フレーズや奏法スキルを習得するとは、限らないのです。
耳コピが苦手な方は、ホっとしていますでしょうか?!
これからは、感覚機能もフルに使って、演奏スキルアップに励んで下さいね。

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。