ジャズピアノのアドリブ練習に耳コピは本当に必要なのか

もくじ
耳コピが苦手な私
今回は、一度は話題になる、耳コピについて、お話しようと思います。
私は、初心者の頃から、耳コピをした方がいいとか、アドリブが上達するには耳コピだ、とよく聞かされました。
みなさんは、耳コピやっていますか?
耳コピについて、大事なのかどうか、ということについて、先に答えます。
これは、必ずしも大事でない、です。
え、、、っと、私は、耳コピは、非常に苦手です。
だからこそ、耳コピ苦手派さんへ、このことは、特にお伝えしたいです。
初心者の頃、もし、耳コピが楽しいのであれば、是非やって下さい。
苦痛で仕方がないという方、速やかに止めて下さい。
耳コピだけではアドリブは出来るようにならない
というのも、フレーズが上達するかしないかは、耳コピはそんなに関係ないと言えるからです。
結局、私だって耳コピ、殆どやっていません。
でも、今では普通に演奏できています。
しかし、私のようにある程度、出来るようになったら、そろそろ、いい加減に耳コピやったら??!!とは言えると思います。(笑)
なぜなら、耳コピでないと、フレーズが分らない、有名ミュージシャンが、何をやっているのか、研究したい、という目的だからです。
なので、耳コピは上級者向けの学習方法です。
アドリブが出来るようになる本当の練習とは?
特に、初心者の頃は、アドリブをしたい、というのであれば、耳コピはその場限りの作業にすぎないと思います。
大事なのは、知っているスケールや、コードを分散させながら、ネタが無いながらも、自力で振り絞ってフレーズを作る努力をすること。
これが、大事な練習です。
実は、アドリブ練習というのは、ネタ枯渇状態のところから、始まります。
そうでないと、いつまでたっても、誰かのフレーズをまねるだけ、見て弾く癖から、卒業できないのです。
カンニングペーパーを見ながら、完璧な答えを言っているも同然なのです。
ですから、特に、初心者さんは、辛いかもしれませんが、なんとか自分の知っていることだけで、フレーズを作る努力をすることをお勧めします。
耳コピが必ずしも大事でない理由は、もう一つあるので、それは次回にしますね。

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。