電車の中でも出来るジャズピアノの練習方法

もくじ
まずはジャズ脳に切り替える
ジャズピアノが弾けるようになるには、頭の中をジャズ脳に切り替える必要があります。
初心者の方は、まだ切り替えが出来ていないために、アドリブや即興演奏が出来ない傾向にあります。
そこで今回は、ジャズ脳にするために、ピアノを弾かなくても、やっておいた方がよいトレーニングをご紹介します。
それは、コード譜を見ただけで、ダイアトニックコードとそうでないものを分けるトレーニングです。
このトレーニングは、ピアノが無くても、電車の中でも出来ますよ。
アドリブに対応するための準備が必要
なぜこのトレーニングが必要なのか?
それは、即興で最初に選択しなければいけないことが、ダイアトニックコードかそうでないかを見極めて、使うスケールを瞬時に選択する必要があるからです。
これが、最初は意外と苦戦します・・・
なぜなら、12key存在するからです。
これが、Cだけなら簡単なのですが、「ド」の位置が12個移動するからこそ、難しいのです。
ダイアトニックコードを本当の意味で分かることが、まずはアドリブの基本となります。
私も、最初の頃は譜面に目印を書いていました。
keyが変わる度に、見慣れたコードも度数が変わってしまうからです。
譜面を目視して脳が理解して音を出すまで、なかなかスムーズに進みませんでした。
譜面を使って練習問題形式にする
具体的に、どんな練習をすればよいかお伝えします。
例えば、keyがFの曲では、C7はⅤ7。
しかし、keyがA♭の曲では、C7はⅢ7。
この区別が瞬時に出来るかどうかを、まずは目指してください。
この区別が瞬時に出来るかできないかで、即興演奏が出来るできないに大きく影響してきます。
なので、いろいろなkeyの曲を見るといいですね。
お分かりかと思いますが、このようなトレーニングは、クラシックピアノには存在しません。
ジャズらしい練習方法です。
また、ピアノが無くてもやらなくてはいけないことがあるということです。
つまり、音を鳴らすまでは、脳が処理しているのです。
ですから、ジャズが弾けるための脳にシフトする必要があり、このようなトレーニングで準備するのです。
ちょっとしたことですが、これが出来るようになると、アドリブもなんなく出来るようになります。
ピアノが弾けなくても、即興演奏ができるようになるためにやることはたくさんありますよ。

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。