鍵盤の扱いを熟知していることが前提のジャズピアノ

12キーで練習する目的の補足
先日、
12キーで練習する
本当の目的を知っていますか?
という記事を書きました。
https://keiko-onuki.com/2019.7.5
それに関して、
もう一つ大事な補足をしようと思います。
それは、
12キーを鍵盤上で理解することが
ピアノには必要不可欠だということです。
こちらの動画でも説明しています。
6分54秒
https://youtu.be/keaOH05UYs8
例えば、テキストに、
ヴォイシングは7935で
音を重ねましょう。
と書いてあったとします。
それを、
そうか、7935で押さえるのは
知らなかった!
じゃあ、今度からそのヴォイシングで
弾いてみよう!
こんな風に考える人が殆どですよね。
ここまでは、
知識が入った状態です。
そして、
じゃあ、実際に音を鳴らしてみよう。
C△7の場合は・・・
Cm7の場合は・・・
こんな風に試していくかと思います。
さて、ここでお尋ねします。
みなさんは、
この状態で終わりにしますか?
12キーを鍵盤で試すと位置がズレることが分かる
恐らく、
よく使うキー、コードに関しては、
試すハズです。
ですが、
ここで終わってしまうと、
本当の意味で、ヴォイシングを
理解したことにはならないのです。
なぜなら、
7935というのは、
紙面上での知識理解に留まるためです。
これを、
全てのキーに当てはめてみて下さい。
驚くほど、キーによって位置関係が
変わることに気付くかと思います。
実は、
このことを本当に分かっているかが、
アドリブであるジャズピアノが
弾けるかどうか重要なカギになっています。
譜面ものですと、
キーによって鍵盤の位置関係が
ズレるというのは、
あまり気にしなくても大丈夫です。
なぜなら、
譜面に書かれていることを
そのまま弾けばいいからです。
ですが、
その場でアドリブで両手で弾くとなると、
キーによって、位置関係が大きくズレる、
ということを知らないと、
即興で弾けないという事態が起こってきます。
音楽理論を知っているとか、
有名ピアニストのフレーズを研究するとか、
それ以前の話として、
必ず理解すべき超大事なことなのです。
鍵盤の扱い方、ピアノの特性、
というものを熟知して、
その上でアドリブをしようね、
というお話になってきます。
これはとっても大事な話なのですが、
このことを話してくれる人が殆どいません。
私も、誰かに教えてもらったのではなく、
自分で気づいたくらいです。。。
こういったことが抜け落ちていると、
なかなかジャズピアノがマスター出来ない
ことになりますので、
是非覚えておいてくださいね。
今日の内容はこちらの動画でも説明しています。
6分54秒
https://youtu.be/keaOH05UYs8
鍵盤上で理解することの大切さは、
こちらにも詳しくまとめています。
宜しければご覧くださいね。
https://peraichi.com/landing_pages/view/5b3i0
初心者、緊張しやすい方、HSP気質の音楽家の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。