音符表記を止めることがジャズピアノ上達への近道

クラシック出身にありがちな音符表記のクセ
今回の話は、譜面が読める、クラシック出身の方には必見です。
私は、小・中学校の時にクラシックピアノをやっていました。
なので、譜面は読めます。
しかし、ジャズは大人になってから始めた人も多く、譜面が読めない人もけっこういらっしゃいます。
実は、ジャズにおいては、譜面が読める読めないは、あまり支障をきたしません。
むしろ、譜面を読むことにより慣れ過ぎて、アドリブ演奏が出来なくなってしまうのがジャズでもあるのです。
音符ではなくて、数字で音を認識することが大事
まず、ジャズピアノを弾く上で大事なことは、コードへの理解と音を数字で把握することの2つです。
この2つが把握できると、なんと譜面は必要ありません。
もともと、ジャズはその場でアドリブをするものです。
細かい計画よりも、大まかな柱、最低限のルールがあれば、その場でアレンジをして楽しもうね!という音楽なので、譜面は無くてもよいのです。
しかし、クラシックをやっていた人にありがちなこととして、アドリブやコードを五線紙に音符表記して覚えようとすることです。
これは、気持ちとしてはよく分かります。
私も初心者の頃は、リードシートに別紙、2段譜でコードを音符表記に書き直して弾いていました。
ですが、アドリブ、即興演奏をしたいのであれば、音符表記からいかに早く離れるかは、ジャズ初心者にとっては必須な条件となります。
音符表記を止めたら何をしたらよいのか
まず、ジャズ初心者がやってほしいこと。
それは、音を数字で把握することです。
いわゆる、「ナンバリング」というものです。
実は私、初心者の頃、これを面倒臭がってやらずに、6年も放置していました。(汗)
これをやらなかったがゆえに、アドリブが出来なかった、と今となっては断言できます!
音を数字で把握する目的は、転調の多いジャズでは、とても便利だからです。
数字は、キーごとに相対的にズレていきますが、これがとても便利です。
また、コードも度数表記になるため、転調、移調した時に、数字で認識する必要があります。
正直、クラシック出身の私は、初心者の頃は覚えることがたくさんあって、大変でした。
でも、ナンバリングに慣れないと、ジャズピアノが弾けないと分かってからは、コツコツ覚えていきました。
覚え方にもコツがあるのですが、これをすっ飛ばしては、即興演奏は出来ないと思ってください。
でも、ここがマスターできると、一気にジャズへの理解が進むので、楽しくなりますよ。
音大経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
10年間で45人の講師に、音楽、心理学、脳科学を学んだことにより、教える技術、学ぶ技術を身に付ける。
初心者に、複雑な音楽理論を分かりやすく伝えることを得意とする。
10年以上、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。
30代で、心理カウンセラーを目指していたが、ジャズピアノを教えて欲しいとの声を受け、1児の母をしながらレッスンを開始。
バークリーなど海外留学経験のある先生についても、音楽理論がさっぱり分からなかった人が、ジャズピアノの構造を理解し、どんな順番でどんな練習をすれば、最短で上達するのかが分かるようになったと、練習が続けられる人が続出する。
レッスンでは、初心者が陥りやすい心理的な壁も理解し、カウンセリングも併用。
相手の本質と真の問題を見抜き、ジャズピアノを弾く本当の目的を伝える。
音楽の問題はプライベートの問題にもつながることを見抜き、パートナーシップ、親子関係、転職、性格コンプレックスなど、プライベートの問題まで、同時に解決したと好評を得ている。