忙しい人のためのジャズピアノ練習メニュー

もくじ
意識のアンテナを立てた練習をする
今日は、忙しい時の練習メニューをお伝えします。
初心者の方は、練習をなるべく毎日出来るようにして下さい。
なぜなら、基本的なことを最初は、ある程度集中して、インプットして脳に適切な指示が送れるような回路を作る必要があるからです。
理想は、毎日2時間くらいの練習は必要だと思います。
それが無理なら、一歩一歩積み上げて進歩する感覚を味わうために、スケール一つでも覚えるといった、意識のアンテナを立てた状態で練習をしてください。
なんとなく気まぐれで、この練習・・・というのではなく、しっかりこれをやる、と決めて一つ一つクリアしていくイメージです。
自分にとって苦手な事だけを練習に組み込む
ある程度、基礎が出来ている人は、最も自分にとって苦手な事を、なるべく一つの練習に組み込むことをやって下さい。
例えば、key G♭で、Ⅱ7 → Ⅴ7 → ⅠM7 のアドリブ練習。
Ⅱ7で使えるスケールは、リディアン7th、裏コードのⅥ♭7のリディアン7thで、結果的にⅡ7のオルタード。
Ⅴ7で使えるスケールは、リディアン7th、オルタード、コンディミ、ホールトーン。
これらのうち、自分が苦手なスケールを選び、組み合わせる。
テンポも慣れたら、10ずつあげる。
こんな風に、自分に負荷をなるべくかけて、短時間で効率的な練習をします。
最初は、頭がパニくるのですが、段々と頭や体が覚えてきて、取り組む時間が短くなり、これが成長の証として、実感出来ます。
実際、G♭の曲というのは、セッションではほとんどみかけません。
ですが、これくらい負荷をかけて苦手な事を集中的に練習することにより、外で演奏する時は余裕をもって、演奏できるのです。
レバレッジを利かせて、最大限の結果に繋がるような練習メニューをご自身で考えてみて下さいね。
人の成長は、限界だと思うことを試してみるところにあります。
でも、これが私は楽しく仕方がありません。(笑)
初心者の方は、まずは、焦らず確実に積み上げることに集中してください。
中級者の方は、不慣れな事を少しづつ取り入れることを、ゲーム感覚で楽しんでみて下さいね。

アドリブ初心者の為の
ジャズピアノ&アドリブコーチ
音楽と成長の研究家
HSS型HSP気質(外向的かつ内向的なので、内面の拮抗に苦しみやすい気質)で、大きな失敗、大きな成功の両方を体験。
その結果、メンタルサポートを含めた、体系化されたジャズピアノのオンラインレッスンを2016年よりスタート。
自信は、音大経験無し、ジャズ研経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
その後、8年くらいジャズピアノの実態が掴めず、右往左往するが、ある日突然ひらめきが起こり、何を何からやったら、誰でもジャズピアノが弾けるのかが分かり、1日6時間くらいの練習と研究に夢中になる。
更に、なぜ自分はジャズピアノが弾けるようになったのかが、心理学や脳科学の観点で説明が出来ることが判明。
自分のやってきた体験に価値があることが分かり、内面性と楽器熟達の関係について、レッスン、YouTube、ブロブ、メルマガで語っている。
同時に、会社員を退職後、人の内面性に興味を持ち、心理学、脳科学、スピリチュアルを45人以上の講師に学び、2017年より1児の母をしながらレッスンを開始。
オンラインレッスンでもゼロベースの初心者が、1年以内にリードシートのみで、セッションに参加できる体系的なジャズピアノメソッドを提供。
そこで気付いた、人に分かりやすく共感される説明力を活かし、演奏家ではなく人材育成、教材開発、コーチングを本業とする。
現在は国内外問わず、オンラインによるレッスン、講座、セミナーを提供し、分かりやすい、簡潔、との好評を得ている。
また、幼少期の頃は、外からの刺激に敏感なHSP(Highly Sensitive Person)気質に悩みながら、言いたいことが言えない時間を過ごす。
19歳から27歳までは、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。