忙しい人のためのジャズピアノ練習メニュー

意識のアンテナを立てた練習をする
今日は、忙しい時の練習メニューをお伝えします。
初心者の方は、練習をなるべく毎日出来るようにして下さい。
なぜなら、基本的なことを最初は、ある程度集中して、インプットして脳に適切な指示が送れるような回路を作る必要があるからです。
理想は、毎日2時間くらいの練習は必要だと思います。
それが無理なら、一歩一歩積み上げて進歩する感覚を味わうために、スケール一つでも覚えるといった、意識のアンテナを立てた状態で練習をしてください。
なんとなく気まぐれで、この練習・・・というのではなく、しっかりこれをやる、と決めて一つ一つクリアしていくイメージです。
自分にとって苦手な事だけを練習に組み込む
ある程度、基礎が出来ている人は、最も自分にとって苦手な事を、なるべく一つの練習に組み込むことをやって下さい。
例えば、key G♭で、Ⅱ7 → Ⅴ7 → ⅠM7 のアドリブ練習。
Ⅱ7で使えるスケールは、リディアン7th、裏コードのⅥ♭7のリディアン7thで、結果的にⅡ7のオルタード。
Ⅴ7で使えるスケールは、リディアン7th、オルタード、コンディミ、ホールトーン。
これらのうち、自分が苦手なスケールを選び、組み合わせる。
テンポも慣れたら、10ずつあげる。
こんな風に、自分に負荷をなるべくかけて、短時間で効率的な練習をします。
最初は、頭がパニくるのですが、段々と頭や体が覚えてきて、取り組む時間が短くなり、これが成長の証として、実感出来ます。
実際、G♭の曲というのは、セッションではほとんどみかけません。
ですが、これくらい負荷をかけて苦手な事を集中的に練習することにより、外で演奏する時は余裕をもって、演奏できるのです。
レバレッジを利かせて、最大限の結果に繋がるような練習メニューをご自身で考えてみて下さいね。
人の成長は、限界だと思うことを試してみるところにあります。
でも、これが私は楽しく仕方がありません。(笑)
初心者の方は、まずは、焦らず確実に積み上げることに集中してください。
中級者の方は、不慣れな事を少しづつ取り入れることを、ゲーム感覚で楽しんでみて下さいね。
音大経験無し、ピアノブランク13年、30歳でコードを知る。
10年間で45人の講師に、音楽、心理学、脳科学を学んだことにより、教える技術、学ぶ技術を身に付ける。
初心者に、複雑な音楽理論を分かりやすく伝えることを得意とする。
10年以上、ピアノを弾かない、音楽も聴かない、音楽と疎遠な生活を送っていたところ、原因不明の体調不良を発症。
後に、人は本来の自分と違った姿をしていると、病気になるということが分かり、一生音楽と関わる人生を送ると決心する。
30代で、心理カウンセラーを目指していたが、ジャズピアノを教えて欲しいとの声を受け、1児の母をしながらレッスンを開始。
バークリーなど海外留学経験のある先生についても、音楽理論がさっぱり分からなかった人が、ジャズピアノの構造を理解し、どんな順番でどんな練習をすれば、最短で上達するのかが分かるようになったと、練習が続けられる人が続出する。
レッスンでは、初心者が陥りやすい心理的な壁も理解し、カウンセリングも併用。
相手の本質と真の問題を見抜き、ジャズピアノを弾く本当の目的を伝える。
音楽の問題はプライベートの問題にもつながることを見抜き、パートナーシップ、親子関係、転職、性格コンプレックスなど、プライベートの問題まで、同時に解決したと好評を得ている。